熱心に誠実にやれ

先日ある研究会で事例の発表をさせてもらった。年に一度くらい順番がまわってくる研究会だ。いろいろな意見がいただけてよかった。だいたいがうまく行っているなと思っている事例を出すのですが、意見をいただくと自分がみえていなかったいろいろな見方・課題を示してもらえるのでありがたい。

先生がたにいろいろご指導いただいて、最後に言われたのが「まあ、熱心に誠実にやりなさい」という言葉だった。おそらくその日唯一励ましの言葉だったと思います。

私はどちらかというと理知的ですぐに頭でものを考える。だから、というわけではないが、残念ながら情が薄いほうだと思う。ときどきそれが強く出て失敗する。理知的、というわりには能力は高くなく、頭はよくない。私生活ではときにせっかちで待てないこともある。欠点はあげれば数え切れませんし、自覚して修正しようと努力はしているつもり・・しかし、これも私で一生懸命これで生きているからしょうがないかとも思う・・が今日のところはあまり自分が好きになれませんという日は多い。

というわけで、一生懸命やっているのだけど今日もなにやら落ち込んで反省・・ということがあった。それでも熱心に誠実にやっていくしかないとは思っている。

それにしてもつきつめて考えると、いったい何に対して誠実になるのか・・・。今の私にとって真摯に考えて行くべきはそこのような気がしている。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。