このところ、めまいが続いているが、それはなんでかと考えた。ある人は自律神経が乱れているねと言う。だったら少しゆっくりしたらと。しかし、私の師なら、あなたの中心がぐらついているから、そんな風になるのだと(おそらく)言うだろう。めまいがしたり、夜眠れないのは、考えろと言うことだ。休んでなどいないで、考えろと。
ということで、考えてみた。
このところの、自分の夢など眺めてみるならば、自分に方向性がないことが原因かと思う。他の言葉で言い換えるならば、中心がない。
中心とは何か。大げさなことではないと思う。社会で何をなすか、人生で何を中心に生きて行くか、そんな大げさなことではないと思う。ただ、その時に目の前の人と関わるに、何を大切にするか。そういうことだと思う。
人に何か差し出すものがあるとしたら、まずは、自分の中に、その何かが、生まれないといけないとも思う。
師は心理士に必要とされているのは、謙虚さだと言う。大事なのは、正しい評価をする力よりはむしろ、自分の評価を訂正する力だと言う。守るべき大切なのは、それかとも思う。
・・さて、こうして書いているとたまには、浮かれちゃったり、気楽に過ごす時期があってもいいのになとも思う。しかし、クライエントの方にとっては、そのときそのときが、切実な時なのだから、常に謙虚に、反省し続ける、おごらない、自分の臨床に批判の目を向ける・・この姿勢が本当なのだとは思う。師に育ててもらっている歴史は、私の魂の一部になっている。保ち続けて、次の世代につなげられたらと、自分の中で勝手に思っている。