キャンプを終えて

プロ野球の公式戦がもうすぐに始まる。2月は各球団ともキャンプでしたが、今年はどの球団もファンがキャンプの見学に行けないように規制されていたので、ファンは直接現地でキャンプのようすを見学することはできなかった。が、代わりにキャンプのようすがyoutubeでライブ配信されたので、離れたところにいても、選手のようすがリアルタイムで知ることができた。ファンとしては嬉しかったが、選手は四六時中カメラが向けられていたので、窮屈さを感じたこともあったのではないかと気にかかる。

ドラゴンズも沖縄のキャンプを終えて現在、オープン戦の最中です。先週は福岡、今週は神宮・・と西に東に飛び回っている。まだオープン戦なので全然いいのですが、このところ大差で負けるということが2度ほどあった。割と期待の大きい先発や、リリーフの要といわれている選手がぽかすか打たれる。まあ、オープン戦なので大丈夫なのですが。

先日のライオンズ戦では、先発(今年度開幕投手予定)が10点を失い、その後リリーフ(昨年度最優秀中継ぎ賞)が3点を失う・・という去年の公式戦ではあまり見たことのない展開を見せた。スポーツ新聞社等のSNSをチェックしていると、あるサイトに先発、リリーフ、あとは初回にエラーをしてしまった根尾選手(←オープン戦でエラーが経験できてよかったね、ドンマイ。)のコメントがアップされていた。そこで気づいたことを書こうと思う。

それは根尾選手が謙虚なあまり、コメントがネガティブにも受け取れる感じになってしまっていると思いました。その日先発で10点取られたピッチャーは「ツーシームの精度は前回より大きく前進している」、リリーフで3点取られたピッチャーは「安易に行き過ぎた感じはあるが調子は上がってきている」等言っている。根尾選手も「レフトの守備の感覚がつかめてきている」くらい言って、先輩たちみたいに堂々と行けばよいのではないでしょうか。私たちファンは根尾選手が持てる力を発揮しているのを見られればうれしい。これらはあくまでたとえであって(私が見たSNSの情報の切り取り方も偏っているかもしれないし)、何が言いたいかと言うと、根尾選手はプロなのでファンには希望を与えてほしい。

・・・SNS等見ている限りでは、今のところ選手の皆さんの笑顔はいい感じです。そして、ドラゴンズの選手の笑顔は40年前(谷沢やモッカがいたころ)と変わらないなあと思います。試合の勝ち負けというよりは、その明るさが私たちファンにも伝わってきて、また応援する力になる。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。