又吉投手は遠くにいる

昨年までドラゴンズで中継ぎをしていた又吉選手というピッチャーがいる。

又吉投手の名前を始めてきいたのは、私がかつて病院で働いていたころで、病棟の看護師さんに、ドラゴンスファンの方がいたので、その方とドラゴンズの話をし、又吉投手の名前がよく出てきた。おそらく又吉投手はその年に、独立リーグを経て、入団1年目だったと記憶しているが、既に数多くマウンドに立っていた。あれから8年が経とうとしている。

私が印象に残っているのは、昨年9月ごろの又吉投手のピッチングで、その頃ドラゴンズは苦しい時期で、Bクラスは確定しつつあり、また、オリンピック期間にプロ野球の試合が行われなかったために、9月に試合が多く組まれることとなった。当時のピッチングコーチが、日程のシビアさを心配していて、それが何かで記事になっていたことを思い出す。それを読んで私も、果たしてこんな休み少なく試合をして、中継ぎの投手の方たちの体力や気力が持つのだろうか・・と心配になった(この時期、打撃のほうはすこし大人しかった)。応援する方ももちろん、ドラゴンズが勝ったほうが気分はよいけれど、その頃そのような日はあまり多くはなかった。ドアラも必死でバク転していた。そんな中、又吉投手は、あまり楽な展開には見えなかった勝ち試合で登板して、踏ん張って、私のようなファンと、ドラゴンズとの絆をつなぎとめてくれたと思う。私は又吉投手のことを信頼していた。

このような又吉投手でしたが、昨年取得したFA権を行使して、今年からはソフトバンクホークスに移籍してしまった。今はホークスで大活躍している。嬉しい。私は今も変わらず、ツイッターもインスタもフォローして応援しているから頑張ってほしい、又吉投手・・。

などとつぶやいてみても、又吉投手は遠い。結局、福岡にいても名古屋にいても、同じこと。又吉投手は遠くにいる。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。