腰痛について考えたら

年初めには10日連続で微熱が続くという人生初の経験をした。その後腰痛がではじめた(ちゃんと医者にはかかりました)。腰痛は体の症状だ。しかしストレスが関係して腰痛が起こることは事実として私には起こっている気がする。そんな折、4年ほど前のある研究会で臨床の先生が、腰痛について私見を述べられたのをメモしてあったのをたまたま読み返す機会があった。

『腰痛になるのは、何か重荷を持ったときになる。気持ちの面で重荷になっていることはありませんか。腰痛になるのは姿勢に問題があるときにもなる。生きる姿勢はどうですか。例えばこのように身体症状を他のことばに置き換えることでわかることもある』

気持ちの面の重荷、といえばいろいろ思い浮かぶ。どれかひとつを取り除けば楽になるかもしれないと思う。

私の生きる姿勢はどうか。本当に重荷になっているのは外の環境ではなくて、自分自身の在り方にあるのではないか。自分自身のうんざりするところ、いくつも思い当たる、考えてみれば、自分のそのような性向によって過去に物事が立ちいかなくなったことがあった。重荷なのはそういう自分自身ではないか。

ストレスを取り除く以前に自分が変わることができれば、私の場合は腰痛も減るのかもしれない。が、自分を変えるのは難しい。

                 🍃   🍃   🍃   

・・と、ここまで書いて蒲団に入って寝たら、ある夢を見た。

どうやらストレス元となるものは外の世界から自分に向かってくるものと思いこんでいたが、同じものが私の中に存在するようだ。

要するに自分がストレスを感じるのは、自分が自分の中にあるそれをちゃんと見ていないからのようだ。私を苦しめているモノ。苦手なパターン。外からくるストレスのようで同じものが自分の中にもしっかりある。これはいったいなんなのか。把握して説明できるようになることが必要のようだ。

これは、なかなか大変だ。

この記事を書いた人

アバター

加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。