心理士のものさし

「一般的なモノの見方だけでなく、心理士として人のこころを測るモノサシをもちなさい」

臨床の先生が言った。俗にいう発達障害と言われるような子どもに関する指導を受けているときだった。

心理士のモノサシとはどんなでしょうね。表の世界でどれだけ活躍しているかで人間を判断するモノサシがあります。お金がないと人は生きていけません。大きな家に住んでいると立派だという見方があります。大きな会社に属している人は身分のしっかりしている人と言われたりします。立派な家族写真があって、その中でほほ笑んでいる人たちは幸せな人と見られがちです。勉強ができて大学まで行けばしっかりした人と言われたりします。普通のクラスに入って大人しく座っていればいい子と言われます。でもこれは表のはなし。

「その子には他の子にはないいいところがある」

・・・普通にクラスで座っていられない子。でも、何か人を惹きつけるところがある。仕事は間違いだらけの同僚。でもその人がいるとほっとする瞬間がある。やっていることめちゃくちゃな友達。でも肝心なところで存在感を発揮する。僕は生きているんだという叫び。その叫びは周囲のこころを打つ。ひょっとしてこの子は生きるということがわかっているのはないのか・・・

表向きの成功と生き様とは別だと思う。障害があってもどう生きるかだと思う。障害がなくてもどう生きるかだと思う。背負っている運命は誰にでもある。持って生まれた欠陥、背負っているものは誰にでもある。それをなんとか修復?しながらどれだけ輝きを示すかだと思う。

話がそれましたがいまのところ、心理士のモノサシとはどんなかわからない。私の経験は浅いのでこれからいろんな人に会って教えてもらおうと思う。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。