友達のこと

先日気づいたことがあって、それは私はいろんなことで速度が遅いということです。例えばトランプで大富豪をしたとして、カードを配って、ゲームに入る前に、弱いカードから強いカードに並べ替えると思うのですが、その速度も遅いです。おそらくカードをまぜて配ったり、そういう速度も遅いと思います。ぐずぐずして見えると思います。不器用に見えるかもしれません。中にはイライラする人もいるかもしれません。

それでも小学校のころ等に、友達とのいろんなゲームなどに混ぜてもらって、一緒に遊んだり何かの役割を与えてもらったり、何とか生活を送れてきたのは、ひとえに友人たちの思いやりと忍耐だったのはないかということに、思い当たります。自分の速度が遅いのは、大学時代に一旦自覚して、そこで自分的には修正したつもりでいたのですが、傍から見たら、不器用で身の置き場のないかわいそうな子だったかもしれません。それを気づかせず、仲間に加えてくれたのは、友人たちの弱いものに対するやさしさだったかもしれません。

が、こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、私の友人たちは、ある程度私と同じような苦手な部分を持っているので、優しくしてくれるのかもしれないとも思います。ただ、友人たちが私よりすごいのは、おそらく自分の弱いところを客観視できて、自分の弱点を知って何らかの形で克服していると思われる点です。そうじゃないと、弱い人に優しくできないでしょう。

そういえば最近になって複数の友人に歩くのが遅いと言われた。・・・私は待ってもらってばかりだったんだなあ・・・。許してもらってばかりで他人に対しては不寛容な自分にきづきます。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。