小学生のみなさんの中には、アニメやマンガで、進撃の巨人を見たことのある人がいると思います。私も見ました。皆さんは、登場人物の中で、だれが好きですか。私はアルミンが好きです。
アルミンは、弱虫で、最初はエレンたちに守られていますが、そんな自分と向き合い、自分に何ができるのか考えます。エレンのように力強さはないですし、ミカサのように、武術に長けているわけではありません。しかし、この3人で、勇気の比べっこをしたら、同じくらいかなと思います。でも、3人はなぜ、勇気を出して戦うのか、その理由が違います。
エレンが戦うのは、どちらかというと、衝動で戦っている部分が大きいように感じます。怒りなどの感情で、動いているように思えます。たいして、ミカサが戦うのは、エレンを守るためですね。すてきです。じゃあ、アルミンは、なぜ戦うのでしょう。
アルミンは、弱い心を失いません。自分の中にある、理不尽さを感じることのできる、強さを持っています。アルミンは、戦う意味を考え続けます。巨人が暴れる不条理なよのなかで。自分が何をしているのか見定め、どういう人間になったらいいのか問い続けているように私には見えます。そのしせいこそが、アルミンの戦う理由と、私は感じます。
ここでは3人だけ紹介しましたが、他にもリヴァイやハンジ、いろんな人がそれぞれに戦う理由があり、それぞれちがいます。
これからみなさんも、大人になって、何かを守るために、人に言いたくないことを言ったり、時には我慢してやりたくないことをすることもあると思います。そんなときには、進撃の巨人の登場人物が、何のために戦っていたのか、思い出してみても、いいかもしれませんね。
(こんなことを書いていますけれど、私には勇気が足りないなあと感じることが、しょっちゅうです)