先日スカートを洗った、黒いスカートで、丈が長くバルーン型をしている。形はちょっとおしゃれでおもしろいけれど、何より生地が分厚く丈夫そうで、汚れも目立たなさそう・・と思った。仕事の時にいいかと思い、昨年の11月くらいに購入した。

思った通りそのスカートは、この冬にヘビーローテ―ションで活躍した。コーディネイトの点からいうと、元々持っていたラメ入りのベージュのボトルネックのセーターにもよく合った。そのスカートに合わせて、セーターもいくつか購入した。今年はアルパカの毛の入った茶色のセーター(縄目模様の入った分厚いもの)と、フォックスの毛の入ったドランゴンズブルーの求心柄のセーターを買った。セーターも両方ともとても暖かく、活躍した。

さて、このような、コーディネイトの思い出もある黒いスカートを、先日洗った。冬の間に活躍してくれたからというのもありますが、先日雨の中、ぬかるんだ道を長距離歩く機会があり(このような場でも活躍した)、裾に泥はねができたからです。

とりあえず洗濯機に入れて、手洗いモードで洗ったが、一度目は泥はねは落ちたのですが、なんだかわからないしみが裾とウェストのあたりに残っていた。二度目に洗濯機にかけても、それは取れなかった。おそらく汗じみだったのかなと思う。それで三度目は、ポイント洗剤を塗って、洗濯機に水をマックスで溜めて、手でザブザブ洗った・・・ザブザブザブ・・・生地が分厚く、水を通さないから、重いし洗いにくい・・それに、姿勢的に、腰が痛い・・・

・・・とザブザブやっていると、なんだか、黒い大きな牛を洗っているような気分になってきた・・・冬の間、厳しい労働にともに耐えてくれたスカート・・まるで、畑で一緒に泥まみれで働いてくれた(←空想)、牛みたいだ・・あの時にはアルパカが、あの時にはフォックス(キツネ)も一緒だった・・・そう思いながらザブザブ洗った・・・コロナ対策で相談室内の消毒、一日に何度もハイターで拭くの大変だったなあ・・しかし、奇跡的にこのスカートにはハイターのしみ(飛んだら漂白されて白くなる)ができずによかった・・・ザブザブ・・・外勤で仕事したところは、部屋の暖房も効かなくて、雪の降っていた日もあったし部屋が寒かったなあ・・・あのような中、よくがんばったよな・・ザブザブザブ・・・

・・こうして厳しい環境でともに働いた牛を相手にしているような気もちで洗ったおかげで、スカートはすっかりきれいになった。晴れた日に太陽に当てて干したら、とてもさっぱりした。

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。