加藤 理恵 先日CBCアナウンサーの若狭さんが、youtubeの「燃えドラチャンネル」で興味深いことを言っていた。人は誰しも果たす役割・使命を持って生まれてきている。そのための武器も持ち合わせている。自分の使命は自分がいることで、その場の雰囲気がよくなり、人がここちよさを感じその人たちがパフォーマンスしやすくなるようすることだと。そのために、自分にはちょっと人よりよく喋るという武器があると。若狭さんは18年間、日曜日の昼のドラゴンスの情報番組のMCを務めてこられたが、このたび卒業された。４月からは夕方の情報番組のキャスターになられる。
私の使命とはなんだろうか・・・使命について考えたことはなかったが、いま自分の果たすべきタスクはなにだろうな？と考えることはよくある。ちなみに、今現在のタスクは・・相談室を軌道に乗せる等いろいろありますが、人格の方に目を向けると、自分が神といかに遠いか知ることだと思っている。急に神などと言ってすみませんが、イメージのつきやすさのためにいうと、神というのは例えばキリストとか仏陀(←神でないですが)のような存在のことです。私はキリスト教でも仏教徒でもありませんが。
要するに私は、神のような存在に対して自分がいかに不完全で、小さい存在であるのか知ることが大事だと考えている。こうして自分のことを知ったら、自分以外の人に腹を立てることも少なくなるのではないでしょうか。自分が謙虚になるわけですから。ちなみに、キルケゴールによると、自分がいかに神から遠い存在なのか知ることはかえって神に近づくことになるらしい。
人間だから何かを選んで生きていかないといけない。元々与えられたものにも限界がある。自分自身、はじまりの時点ですでに何かが足りなかったように感じられる。私に欠落していたものとは何なのか・・・
・・・そこに見えてきたものはないだろうか。感じられた感情はどんなだったか。未来へつながるようなものが得られたのではないか。そうして待ち受けている未来は自分にとって何なのか…それを知ったり感じることは、世界に自分が位置づけられるということでもあると思う。
人には個性があり、私とあなたが異なる個性を持っているのは当たり前のことです。が、そのように個人差があることは私にとっては心地よくなく、それは長い間恐怖と言ってもよいものでした。今はそれが希望にもなりつつある。なぜならそれが私をかけがえのないものに向かわせているとも思えるからです。