人のために生きたい

相談室にいらっしゃる方の中には「人のために生きたい」という方がおられる。またはお子さんのことで相談にみえる方は「子どものために何ができますか」と問われる。

人間は誰しも問題を抱えていない人などいない・・。それでも何か人の、社会の役に立ちたいと思っているのは皆同じだと思う。

どうすれば人の役に立てるか

結局、それぞれが、自分をしっかりと生きることだと思う。自分がどういう人間か知って、例えば、どういう育ちで自分がこうなったのかを知って、そういう自分が、どういう人間関係にはまりやすいか、そのリスクと利点を知って、社会に活かしていくことだと思う。

「自分以外の人になろうとするから苦しいんだよ」

・・雑誌やインターネットなどでもよく、目にすることばだ。

「あれこれ反省したり、思考などする必要はない。必要なのは自分の現状を正確に知って、あるべき自分の姿を他に求めるようなことはせずに、自分自身にとどまることだ。そうしてはじめて、自分が変化しはじめるのを感じることができる」 

これは夏休みの間に読んだ『自我の終焉』 (J・クリシュナムーティ著)の中に書いてあった。

やはり、自分を正確に知ることだと思う。そこにとどまることだと思う。現実がただの悲劇だったら・・悲しみに打ちひしがれて、引き裂かれたこころをじっと見つめることが必要だと思う。

見つめるべきはそこだ

見つめてとどまって・・そうしたら全く思わぬところで何かが変わって来るのかもしれない。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。