泣いてもいいんだよ

現実は厳しい。そう思いたくなることありますね。

仏さまのようだと思って頼っていた人が実はそうではなかった、自分を頼り切っていると思っていた孫が実は、自立したがって自分をけむたがっていた。本命かと思っていたら、ただの都合のいい女だった。自分が育てていた後輩にいつの間にか先を越された。職場で第一線・・と思っていたらいつの間にか主要な業務から外されていた・・。

ジタバタしたり、すがったり、あきらめて自暴自棄になったり、がむしゃらになったり・・。しかし結局現実を見るしかない、悲しいですねえ、現実は・・・。ウッソーーって感じですよね。あの子が、あいつがまさか?そして、この私が?と思いますよね・・。

でも、私たちは現実を見る必要があると思う。人間は前に進まないと。現実を見ればどんな状況だって、11歳のあなたも、70歳のあなたも、前に進むことはできるのではないでしょうか。42歳の私もそうです。

現実を受け入れることだと思う。受け入れたら、涙の泉のあるところまで行って、中に入って潜っても泳いでもいいから、心の底から泣くことだと思う。悲しめないからといって生霊になって人の夢に現れたりむやみに他人の家のドアを叩いたりするのは間違っている(←たとえです)。

だから、泣いてもいいんだよ。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。