今年の目標

新年あけましておめでとうございます。

昨年の8月に、相談室のホームページを変えてから、1日に何人の方が訪れてくださったか、検索数がわかるようになった。そうしたら、日に何度か、「今日の検索数はいくつくらいになったんだろう」と気になってチェックするようになった。この状態はある種、SNSへの依存かと感じている。

プライベートでも、ツイッターやインスタグラム、youtubeの閲覧に、時間をかなり使っている。楽しいけれど、見ているとあっという間に時間が経つ。今年は例えば、お酒を飲む人が休肝日をもうけるのと同じく、SNSをお休みする日を積極的に作ろうと思っている。これが今年の目標のひとつです。

近年はSNSの普及も伴い、得られる情報量が、以前より莫大になり、知識がいくらでも増えると言う点で、頭でっかちな世の中になっていると感じる。一方の感情や衝動の面では、SNSを際限なく見続け、欲求のなすがまま、成り行き任せ・・・のような時間を過ごしている自分に気づく。

楽しいことは、生活に適度に取り入れた方がよいと思う。が、その中でも、人とのつながり、親切心、温かい配慮等を大切にしていきたいものです。これが今年の目標の2つ目です。人は結局、このような人間関係に支えられ、衝動や欲求と、頭で考えるものとの間の、バランスをとるものなのでしょう。

私のように、何かに依存をする傾向のある人は、衝動コントロールの弱いところがあると思われる。衝動は無意識領域に端を発するものですので、無意識領域から出てくる夢にも、依存を示唆し、またはその行動に結びつくような何かが、示されているのではないかと思う。

夢には自分が世の中をどう体験しているのか、自分が傍からどう見えるのか。そして時に、自分の中に何が巣食っているのか。ダイレクトに示される場合がある。やりたいこと、楽しいことが行き過ぎて、生活が破壊的にならないための方法のひとつが、自分の夢に注目することだと、私は考えている。

自分の視野が少しでも拡がるように、今年も自分の夢を記録していきたい。これが今年の目標の3つ目です。

この記事を書いた人

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加藤 理恵

臨床心理士・公認心理師
カウンセリングルーム はるき カウンセラー 

(株)デンソーを退職後 心理系の大学院を修了し、39歳で心理カウンセラー
42歳でカウンセリングルーム はるき 開室。
ユング心理学を背景に持つ、夢分析 箱庭療法を得意とし、主にうつ、不安、対人関係に関する悩みの相談にあたっている。

過去に、精神科クリニック 産業領域(トヨタ車体(株)) 愛知県教育委員会スクールカウンセラー(中学校) 等でのカウンセラーの経験がある。